2010年6月4日金曜日

EU:2020年南欧は高成長圏になる:Newsweek20100602

ギリシャ危機

債権者の圧力をてこに、政治的に困難だった改革が進み始めた

1.条件がある→先延ばしにしてきた改革に着手し、政府の支出を抑え、膨張した公務員給与を減らし、労働市場や製品サービスへの過剰規制を取り払い、成長と生産性と競争力を取り戻すこと

見張りを始めたドイツ

2.イタリアでは先週、今後2年間で予算を280億ユーロ削減する案が提出→スペイン・ポルトガル
3.EU会議での議決権を一時停止するなどの罰則
4.ドイツ連銀総裁をECB総裁へ→ドイツが今後も放漫財政国家の尻拭いを期待されるのであれば
5.大国のフランスやドイツも無数の障壁を撤廃し、人や商業が国境を超えて自由に行き交うようにしなければならない

●この問題は、1年という短期ではなく10年20年というような長期になると考えられます。記者の気持ちからは、「明日にでもEUは変わります」という感じがしますが。ちょっと明日には無理でしょう。

北朝鮮:The Drumbeats of War:奇襲攻撃でソウルを制圧せよ:Newsweek20100602

天安号「魚雷攻撃」への関与を否定する金正日政権が準備する新たな戦争プラン

北朝鮮が作り直した作戦計画によると、軍隊が速やかにソウル周辺を占領
その後に南進するかソウルを人質にして休戦協定に入るかを決定するという

●北朝鮮の兵士に、ソウルのおいしいご馳走や優れた家電製品など与えれば、なんとなくイチコロのような気もしますが。むしろ、北朝鮮には勝ち目がない。

北朝鮮:The Drumbeats of War:奇襲攻撃でソウルを制圧せよ:Newsweek20100602

天安号「魚雷攻撃」への関与を否定する金正日政権が準備する新たな戦争プラン

北朝鮮が作り直した作戦計画によると、軍隊が速やかにソウル周辺を占領
その後に南進するかソウルを人質にして休戦協定に入るかを決定するという

●北朝鮮の兵士に、ソウルのおいしいご馳走や優れた家電製品など与えれば、なんとなくイチコロのような気もしますが。むしろ、北朝鮮には勝ち目がない。

ギリシャ:宿命のライバル国から思いがけない助け舟:Newsweek20100602

1.ギリシャとは対照的に、トルコは地域の大国としてますます存在感を高めている→02~08年は年率平均6%成長→EUのどの加盟国よりも速いペースで成長することが見込まれている(EUはギリシャからの反対などを理由にトルコの加盟を拒んできた)
2.トルコがギリシャに救いの手→1832年にギリシャがオスマン帝国から独立して以来、両国は第一次世界大戦、ギリシャ・トルコ戦争など4つの戦争→過去10年はやや改善→エーゲ海の領有権争いは今も両国を悩ませている
3.キプロス問題は重い→北部にトルコ系南部にギリシャ系
4.両国は、不法移民問題や観光・エネルギーの促進など多岐にわたる分野で、相互支援協定を結んだ
5.ギリシャ地元紙「善意はある。だが、悩みの種は消えていない。」

●トルコの加盟とギリシャ、さらにEUの救済を天秤にかければ、なんとなく結果が見えてきそうですね。

2010年5月27日木曜日

問題はイギリスではなくドイツ:Newsweek20100526

The Real European Stalematc

欧州経済:ギリシャ危機とEUの未来を左右するドイツ政治の行き詰まり

1.今のところヨーロッパで最も大きくて成功している経済大国であり、EU(欧州連合)予算の最大出資者でもあるドイツは、避け続けてきた問いに答えを出さなければならない→どのようなヨーロッパを目指すべきなのか
2.近年のドイツは、基本的にヨーロッパ域内の自由貿易のルールを利用して、輸出大国として繁栄→その成長モデルを維持するには製品や資本を輸入してもらう近隣諸国に資金を援助しなければならない→ギリシャ・ポルトガル・スペイン
3.ドイツの富はヨーロッパのほかの国々がドイツ製品を買って、ドイツの銀行を利用しているおかげ→それを認める覚悟のあるドイツ人はいない→ユーロ圏がドイツを必要とする以上に、ドイツがユーロ圏を必要としている
4.ギリシャやそれに続く過重債務国がデフォルト(債務不履行)や通貨切り下げに走れば、ドイツの銀行と輸出業者は大打撃→ユーロ圏が崩壊すれば、あっという間に貿易障壁
5.高いユーロから安いドラクマ(ギリシャの旧通貨)に切り替えればギリシャのオリーブオイル輸出業者は圧倒的に有利→イタリアの生産者はどうなる→単価切り下げ競争で各国がユーロから自国通貨に逆戻りしたら、ヨーロッパの自由貿易は成り立たない

欧州の輸出を独占するな

6.ドイツとヨーロッパは2重に行き詰まっている→①ギリシャ型の危機を解決するには、EUに各国政府より強い権限が必要→②ユーロ圏が沈まないように守るため、ドイツは国内の有権者が求める減税を先延ばししなければならない→③EUが成長を続けるには、ドイツがヨーロッパの輸出を独占してはならない

●ドイツとヨーロッパの関係が良く分かる記事でした。ただ、このまま自国の利益だけを考えていた場合は遠からず崩壊の可能性もありますね。新たなリーダーが必要とされていると感じます。

2010年5月26日水曜日

iPad:News week20100526

1.マイクロソフトのパソコン用OS(基本ソフト)MS-DOSを基にしたオープンな世界では「救済」に至る道も百人百様→唯一の正当な教会たるアップルのマックOSの世界では、「信者は何から何まで教会の指示に従わなければならない」
2.今や「キリストのタブレット」とまで呼ばれるほどのiPadの好調とともに、アップルのカトリック的傾向は加速
3.iPad向けにコンテンツを提供する出版社がフランスのルルドの泉に奇跡を求めて押し寄せる足の不自由な巡礼者というところか→巡礼者たちは、ジョブスが彼らの電子雑誌を「アップストア」で売ってくれて、出版ビジネスを再生してくれるという希望にすがっている
4.アップストアはネット向けコンテンツに課金する新しいビジネスモデルで電子雑誌の全面広告さえ復活させてくれるかもしれないと→火あぶり覚悟で言おう→彼らは夢をみているだけだ
5.出版社のモットも大きな過ち→アップルが支配するマーケット容認→ジョブズは気難しい門番だ→どんなアプリがふさわしいか決めるのはアップル→売り上げの30%は上納しなければならない
6.どんな広告主やどんな広告がふさわしいかアップルが決め、噂では広告収入の40%を懐に入れるつもりだ

iPadは見事な製品だ 
だがコンテンツ提供者が混沌としたウェブを
ベルベット敷きの牢獄に
置き換える企みに
騙されないほうがいい

7.アップルで最も警戒すべきなのは、閲覧好きな体質だ→表現の自由に対する信念に突き動かされているグーグルに対し、ジョブズは情報漏れを何より嫌う
8.メディアの問い合わせに答えない→ジョブズをばかにしたりすればすさまじい報復→ヌードに関してはバチカンより過敏→iPad向けではファッション誌も肌の露出を最小限に抑えざるを得ず、ある編集部はこれを「イラン版」と呼んでいる
9.iPadは見事な家電製品であり、少なくとも短期的に失敗するとは思わない

●まさに、家電製品。iPhoneではとても画面が小さくて見づらいのですが、iPadなら高齢者でパソコン嫌いな人でもある程度、のめり込むことが予測されます。さすがに、こどものころからパソコンパーツをいじくりまわしていた少年が作り上げた製品。コンピュータとは何たるかをわかっているからなんでしょうね。

マイホームは「資産」にならない:日経マネー7月号

00~03年の都心タワーに含み益だが、いずれ調整へ

「住宅すごろく」は終了。住宅は負債・発想の転換を

1.5~10年後に売却する予定があれば、購入ではなく賃貸にする
2.長期ローンは組まない
3.新築ではなく中古にする
4.誰もが住みたがる人気エリアた駅から近い物件を選ぶ
5.資産としてではなく「実用」に徹した選択をする

●やはり、「住宅」は負債と考えるべきなのですね。確かにローンを組んだ時点で負債。まあ、いままでの時代の流れでは仕方がないかもしれません。考え方を切り替えて前進するしかないですね。

2010年5月20日木曜日

中国:なぜ電気自動車が中国の農家でつくられるのか:PRESIDENT20100531

■会社・会計 スモールハンドレッド

大手メーカー寡占(かせん)の時代が終わり、「100単位」の異業種参入時代へ

→「電池を制するものが、次の100年を制する」時代が到来している

★中国の13万円屋根付き四輪自転車

1.モーター・電池・タイヤなど必要最小限の部品を集めてEV組み立ててしまう

★2000万台突破の中国自動車市場

2.中国では「低速電気自動車」分野が確立
3.農村部で波及

★ソニー自動車は実現

4.三菱自動車→GSユアサ・日産NEC
5.日本メーカーの勝算
6.「電池開発は正負極に用いる金属の種類や反応条件、電解液の種類など組み合わせが無数にあり、地味で根気のいる作業という点で日本人に適した研究
7.①グローバル市場を見据える
  ②戦略思考で戦う
  ③ビジネスモデルを変える
8.モノづくりの概念をハードだけで捉えるのではなく、開発の初期段階から日本でつくるもの、ライセンスするもの、OEMを利用するものというように段階ごとに戦略を見直す。そして、新たな垂直統合モデルを世界中で展開する視点が求められています。

●ということは、ここ10年くらいの時期は、日本と中国では自動車というもの・産業自体の発展形態が全く異質なものとなり、ある時期にライバルとなるというようなイメージでしょうか。これは、おもしろくなってきましたね。

2010年5月18日火曜日

ユーロ:News week20100519:ユーロの夢が終わる日

■欧州経済

ギリシャの財政危機と暴動は、もっと大きな危機の序章に過ぎない。第二幕では統一通貨が消滅する可能性がある

1.単年度の財政赤字をGDPの3%以下、累積の公的債務残高を60%以下
2.単一通貨ユーロと経済通貨同盟(EMU)→英国不参加→ある国の財政赤字がEMUの参加基準をはるかに超えて膨れ上がった場合、途方もない大混乱が起きると警告
3.99年にユーロ導入された時点では、EMU基準を満たしている加盟国は1つもなし→全体としては健全
4.ギリシャ09年は財政赤字予測6%→実際は12.7%→約束は3.7%→国債金利コスト→13.6%の死のスパイラル

ギリシャ危機の感染力

5.深刻な不景気の中で約束したような厳しい緊縮財政を実行できるとは思えない
6.ギリシャ政府の債務残高は最高でGDPの150%→金利の支払いだけで7.5%
7.債務が膨らみすぎた国→イタリア・ベルギー
8.外国の融資に依存し過ぎ→ポルトガル・スペイン
9.危険な国債を大量に抱え込んだギリシャの銀行は、破綻したリーマン・ブラザースと同じ運命をたどりつつある
10.ブルガリア・ルーマニアはギリシャ銀行の資金に大きく依存→信用収縮

EU流通貨同盟の限界

11.ギリシャ政府の債務のうちEU諸国の銀行が関与している分が1930億ドル
12.格付けが「ジャンク」となったギリシャ国債に対し、従来の担保基準の適用を停止して受け入れを続ける→ユーロの下り坂
13.99年1月 1ユーロ=1.20ドル → 1.60 → 1.27ドル
14.ユーロが対ドルでさらに値を下げる可能性は高い → アメリカの財政の窮状が、実際はユーロ圏より悪いことに投資家が気付くまで、少なくともあと1年はかかる
15.違いは連邦制度の有無→所得税と法人税の再配分によって、景気のいいテキサス州が景気の悪いミシガン州を事実上「救済」
16.「ヨーロッパ合衆国」になるのか→神聖ローマ帝国の現代版という程度で終わるのか

●まさに、問題の根幹を付いている記事ですね。ユーロも腐りかけていますが、ドルは1年後に紙くず?その冨に円は追従することになりそうですね。やっぱ金(元のほうがいいかな)

韓国:News week20100519:CEO大統領の賢い不況戦略

1.多国籍企業→新しい市場や製品に投資
2.研究開発費を増やす
3.09年7~9月期GDP成長率は3.2%
4.携帯端末で液晶テレビ、自動車といった韓国の輸出製品はむしろ世界市場でシェアを拡大している

●韓国経済は、なんとなく激しいうねりを感じます。SUMSUNGのように日本の企業の在り方を根底から覆すような成長をみせていると思うと大きな問題も。まあ、日本も同じですね。

ロシア:News week20100519:腐敗を締め出したシリコンバレー構想

1.脱石油・ガスを目指す
2.計画の目玉は、現在モスクワ郊外に建設中のイノベーション都市スコルボ→14年までに最大4万人の人口→優秀な頭脳と官民の投資が新興企業を生み出すロシア版スタンフォードにする予定

●10年後は、やはりロシアも本格的に豊かになっているかも。ETFを買っておきます。

中国:News week20100519:中東の石油利権に血眼「火薬庫」の火ダネに

1.中国は中東で石油の利権を守ろうと、欧米に「挑戦状」を突きつけている
2.核開発絡みの対イラン制裁には消極的
3.3月に海軍の艦艇2隻をアブダビに寄港させたのも国益を守るためには軍事力も利用すると言うメッセージ
4.中東のエネルギー利権と安全保障をめぐる対立

●やはり、頼れるのは中国のみとなってしまうのでしょうか。